画質はとても劣悪ですが40年以上も前の私よりも人生の先輩で長く生きているビデオなので仕方がありません。
これもよくあるアダルトビデオ黎明期に作られた生撮りビデオの1本でしたが、今の露悪的なAVよりいいんじゃない
いまの覆面を被ったFC2ペイペッビューという、あんな即物的でグロテスクで身も蓋もないものじゃ、いや立つことは立つんですが
タイトルだけ見て、もしやこれは和泉聖治の監督デビュー作「情事の報酬」ではないか、と思ってドキドキしながら再生したら
見事にVTRビデオ撮り丸出しの画面が映し出されて、な~んだとガッカリした覚えがあるが
そしたら男優の大杉漣がいきなり出てきて、頭の中はまあ、デレー松本アウトーという感じだった
まあ映画監督としての松本人志は認めてやりましょうじゃないか、コメンテーター、吉本興業はちょっとねえ 吉本新喜劇1989
大杉栄がピンク映画に出演していることは周知の事実だったが、こんなものにも出ていたとは考えもしませんでしたから
ビックリマリ。もちろん大杉漣のフィルモグラフィーにも掲載がなく、とうの大杉漣すら出演した記憶も抹消していそうで
ここでこうして言及しなければ永遠に闇の奥に埋もれていったかもしれない代物ではあった
その他にも、沢木ミミ、竹村祐佳(誰も指摘しませんけれど、角度によっては中村れい子に似ている気がする)
それから堺勝朗などピンク映画を熱心に見ている方なら見覚えのある面々がワラワラ登場する
ストーリーはどうってことない。エンコーをしている教師(大杉漣)がいたのよ、それが同じく教師(堺勝朗)が沢木ミミとファックして
女子学生コンビは共謀して、大杉漣の行為の最中、本妻が怒鳴り込んできて、どこかで浮かれて過ごした筈だが、忘れてしまったよ……
あなたはすっかり太ってしまい DEBU (引きしめたい) 背肉まで45トン 勝手に太りやがれ 危険なぶたり 俺たち最デブ
いつ製造されたのかすら分かりませんし(じゃあ何故制作年度が分かったのよと聞かれれば科学者のカンだよ!神田正輝)というのは嘘で、エロビデオの聖地である
中村企画でもダイヤモンドビデオを扱っていて、そこに81年制作とあったから。
パッケージの健康的な色黒ギャルもビデオには一切登場しなかったような。
You Know what
洗濯屋ケンちゃん見たさに
ビデオ規格を巡る戦争の勃興と終結からはじまる
枯渇エロ時代。時代がエロスを求めていた。
やはり人間の欲望の行き着く先、到達点はそこしかない
エロが空から落ちてくる
(2023年 9月 22日 7時 15分 追加)
画面に大杉漣が映った瞬間、「れ、漣やないか!」と驚嘆したのを今でも覚えていますそうですねえ、「ガキ帝国」で紳助がポルノ映画館で女友達を発見するシーンのように