ご覧頂きまして、有難う御座います。
夜のからかい上手の手描きイラストです。
いつもからかっている彼を誘って、温泉旅行に行った。
彼に警戒されないように、日帰りで近くの大きな温泉街とだけ言っておいたんだけど
本当は、同じ名前の、別の県にある寂れた温泉町。
寄り道しまくって、わざと時間を使い辿り着いた。
ヒュウウ・・と風が吹いている。
「あれ・・もっと大きな町のイメージだったけど、ここで合ってる? 」と、怪訝そうな彼。
「合ってるよ、ほらほらそこの看板を見てよ」
人っ子一人いない寂れた町の入口の、錆びたアーケードの看板には
ちゃんと伝えておいた温泉名がある。
「確かにここらしいけど・・・大丈夫? もう午後4時なんだけど・・今日中に帰れるのかな」
「うーーん・・無理だと思うけど。旅館はとってあるよ」
「はああ!? まさか二人で泊まるなんて言わないよね」
「まあまあ、いいからいいから」
ビビリまくる彼の手を引いて、小さな旅館へ。
ここはおばあちゃんが一人でやってるらしい。
一日一組限定で、部屋だって一つしかないのを知っていて予約を入れておいたのだ。
ごめんね、騙すようなことして・・でも私・・あなたと・・
家に連絡を入れた後、緊張しながら晩御飯を食べた彼は、一足先に露天風呂に向かった。
私も一足遅れて、ドボン!
彼、めっちゃビビッてた。
「一人ずつ入ろうって言ってたのに・・」
「大丈夫だよ、ほらバスタオルもちゃんと巻いてるし」
「う・・確かにそうだけどさ・・」
顔を背けてしまった彼の耳たぶは、先っちょまでまっ赤っ赤。
ここでいつものからかい癖が出た。
「あああっ!」と、声を上げてみる。
「ど・・どうしたの!? 」
心配して振り返る彼の目の前には、チラ見せに失敗した私の姿。
本当は少しタオルをめくって、お尻のあたりをチラリするはずが、風が吹いたせいでほぼ丸裸。
彼は向こうを向いたまま股間を押さえている。
うんうん、将来の旦那さんには、これぐらいしてもいい。
今夜は時間はたっぷりあるし、お部屋でもからかってあげよう。
そんなイメージで描きました。
こんな彼女と旅行ならさぞや楽しいでしょうね。
上質紙に色鉛筆彩色で、A4サイズ。
一部ポスターカラー使用。
繊細な作品のため、返品は受け付けておりません。
郵便局からの営業日内発送で、養生・防水対策をしっかりとしてお届けいたします。
では、よろしくお願い致します。