理由は定かではありませんが、岡田有希子とピンキーマウスとホリプロと全裸ゲリラ街角疾走ロケと春一番となんてったってアイドルしょ。
にっかつロマンポルノが完全にAVに食われていた頃の作品で、本番を売り物にしたロマンXレーベルの時代ですね。
ロマンXでは「箱の中の女 処女のいけにえ」という稀代の名作が生まれましたが、後のものはどうしたものか。
問題はAVと変わりない商業的な即物性に走ってしまったことですかね。もうロマンどころではない時代でロマンもポルノもクソもない。
大画面でAVを見たら迫力があるんでしょうが、モザイクだらけの画面を見てどうしろととは思うし
全ての客が抜くために見ているわけではないということを日活が忘れてしまったということです。
ほとんど知らない役者でその彼らが醸し出す無名性と匿名性はAVというジャンルとの差別化でウンタラカンタラ死霊の罠で。
このクォリティの作品を作っていれば、それはロマンポルノ帝国崩壊の序曲になっるのも時間の問題だったのかもしれない。
監督は後に狂ったAV作品を平野勝之らの集団と作り上げる高槻彰なんですが、これはどうしてもいただけません。
「ザ・本番 湘南のお嬢様」は名作ですよ。「小峯隆生のオールナイトニッポン」とかガンマニアで攻殻機動隊の銃器監修とか
ジェームズ・キャメロンのマブダチとか宅八郎との論争でも話題の元プレイボーイ編集者の小峯隆生もカメオ出演しています。