今は亡き「ビデオショップSELECTION.net」で見た表紙ジャケットが印象的で、死ぬまでに見たいと願いながら、10年探し続けて入手した。
オープニングからゴブリンの「ゾンビ」のテーマが流れるので、高橋伴明もあの不朽の名画を気に入ったのかと感慨にふけった。
そういえば78年の「鞭と緊縛」の劇中、ビリー・ジョエルの「ストレンジャー」が堂々と流れていたのだが、あれはセーフだったのだろうか。
マッチョの灯りでオッサン相手に秘部を見せながら日銭を得る少女(豪田 路世留)ごうだ・じぜる、蓼丸綾と肉丸に匹敵する凄い名前だった。野坂昭如の「マッチ売りの少女」の剽窃かもですが、貧しい戦後はそういうビジネスで日銭を稼ぐ女性が数知れなかったのだろう。
形のいいバストで混血顔の青野梨魔(リマ)は恋多き女で、たこ八郎や
久保新二とも付き合ってた。巻きグソのエピソードは消えています。
得意分野のSM映画なので、高橋伴明の演出は水を得た魚のようにサカっている。警視総監が近親相姦など毎度おなじみのテーマも健在。
朝もやに包まれた森林のシーンがとにかく幻想的で惚れ惚れとしてしまう。ここだけは暗殺の森のワンシーンを思い出した。
この時期の飛ぶ鳥を落とす高橋伴明の作品をもっと見たい。これが人類共通の願望だと思うんですが、いまだに実現していません。
非公式の原作者の宮谷和彦が亡くなったことですし、「歓びの喘ぎ 処女を襲う」をソフト化してほしい。CS放送は無理だとしても。
しかし豪田路世留、朝霧友香、忍海よしこ、丘ナオミ、日野繭子、山路美貴、蘭童セル、港まゆみ、豪田路世留、青山知可子
東活の小林悟の助監督を務めた頃には宮下順子と婚約寸前までイクとこイったり、終いには関根恵子とパコモテだったそうというので。
いったいバンメイ監督は、何人ぐらいに手を付けているのだろう。ウラヤマシイ限りである。
そんな情報を「OLの愛汁 ラブジュース」の脚本を手掛けた
武田浩介のブログで確かにキャッチしましたが、いま探したら見つからない。
(2023年 9月 8日 15時 51分 追加)
天知茂 ヅラ