当方での主観(願望?)の価格をつけていましたが、それではダメなようなので、市場の「見えざる神の手」にゆだね、送料ちょっとくらいからのスタートにさせていただきます。
ジャバラ折式の和本です。
広げた場合、横一列のオビとなり、両端の厚めの板が表紙と裏表紙になります。
その間に、14枚のページが入ります。
絵は14枚のページの片側にならべて貼られており、ページの背面は茶黄色の模様の紙のみです。
ページ1枚の大きさは約31×34センチです。
折りたたんだ状態の大きさも同じで、厚みは2センチくらいでしょうか。
程度は、経年の古び汚れ、劣化、しみ汚れ(水濡れ跡?)等が見られ、美品とは言えないものです。
一方、画像に載せるべきというほどの極端な劣化・破損部分は無いと判断しました。
一応木箱が付属しますが、何の記載も無く、サイズもやや合っていませんので、他からの間に合わせ品でしょう。古び傷み水濡れ跡などあり。箱のサイズは約35×37×7センチ。
又、画像のフロシキ(青紫色)も適当な品だと思います(化繊だったかも)
絵の内容ですが、まず各ページに1点、合計12点の作品があり、どれも手前にやや小さく女性の全身像を描き、背後にはその部分とおぼしき図を大きく描く、という形式をとっています。
部分図には多分テカリを表現するため、光を反射する粉を上から貼ってみるなど、全般に意欲的な工夫が感じられます。
ここ(ヤフオク・春画)での出品品を拝見していても、昔の名作とされているものの模写が多いようで、このような独自のアイデアによる企画の作品は珍しいのでは、と手前みそ。内容は江戸時代風ですが、制作は恐らく昭和前半くらいでは。
ただしこの12点はどれも作風は閑雅で、今風の言い回しなら「ほっこり」「癒される」という感じかと。
その補いかと勝手に想像してしまいますが、最後の1点は2ページ見開きで、二人の無頼漢による旅娘手籠めの図になっています。
どうぞ現状ノークレームにてお願い申し上げます。画像は色の「感じ」が伝わりますよう努めてはおりますが、実物からずれている部分もあるかもしれません。
木箱に入れた状態でプチプチで包み、リサイクル・ダンボールに入れ、ゆうパックで発送予定です。
申し訳ございません、「至急」の動きはできません。ご入金後3~7日のご猶予をお願い申し上げます。