ビデオ版タイトル:OL烈しい体験 (国際株式会社)製作 シモンズ・プロモーション
逝去した関根和美監督の記念すべき監督デビュー作。
主役は山地美貴と誰か知らない男優。ネット上にあまりにも情報が存在しない、ポスター画像も落ちていないので分からない。去年までは大蔵映画のフィルモグラフィーが網羅されたピンクエイガンの同人誌PGを持っていたのだがロクに自炊もキャプチャもしないまま手放してしまった。あれは惜しいことをした。
薄暗い旅館の一室で互いを求め合う山地美貴と池島ゆたからしき男優(銀行員を20年間務めたが、大博打に出てヤミ金に手を出し借金地獄に)。情事が終わると、チャイムが鳴って、ピザの配達かと思って出ると、チンピラが借金と利子を取り立てにくる。
借金の取立てでチンピラ(きんぴら)サブに何故かついてくる美人局の若い女の話でした。そのサブが慕う兄貴分を下元史朗が演じていて、やっぱり可愛かずみの乳を揉んで吸った事実と偉業が映像として永遠に残る男として尊敬しますし、いつ見ても渋くて上手くて変わらない。
二人が屋外のレストランでワインを飲み交わしながら互いの夢を語り合うシーンが風流ですね。あと濡れ場でなぜか鳴り響くトランペット、モダンジャズ?よく分からないけど、その劇伴と音色がなんかピンク映画特有の貧乏臭さがなくて洗練されたオシャレな印象でした。
伊藤清美がまるで主役然としてデカデカとジャケットに出てはいるが1秒たりとも登場せずペテンかよ!と思いましたが、よく考えたら伊藤清美は可愛いとは思うけれど一度もシコったことはないのでちょうど良かったのかもしれない。
伊藤清美のフィルモグラフィーでOLと名のつく作品を調べたら、滝田洋二郎監督のずっと探していた「OL24時 媚娼女」がヒットしたので、これかと思ったら違った。ただそれは天才シナリオライター高木功の追悼上映会でビデオ素材が流れたはずなのでこの世のどこかで光っているかもしれない。受審会社 国際株式会社とあったので、国映のことかと思ったら違った。あとタイトルにあるOLがいつまで勃っても登場しない。山地美貴がそれぽいけれど、どう見てもOL感がゼロだったので、総じてどこがOLやねんという。
関根和美の未亡人でもある私の大好きな亜希いずみらしきナオンが蒸発した夫の借金返済のためにソープトルコで働く風俗嬢を演じている。でもなんか別人の気がする。ホクロの位置を検証する余力もない。私が知っている亜希いずみよりも色も黒いし、きっと実験に失敗して爆発したような髪型のせい。ポスターに名前が印刷されていても一切出てこなかったりするのは昔のピンク映画でよくあることなので気にしない。山地美貴も可愛いし、おっぱい小さいけど(松田優作風)
あと音が異常に小さい気がする。おんぼろテレビの性能も関係しているかもだが、ボリュームを50ぐらいにしてやっとセリフと喘ぎ声が聞き取れる。
結局どんな話か分からなくて興味も持てないまま雲をつかむような状態のまま濡れ場の途中で終わる。製作 シモンズ・プロモーションと出るが、それもなんなのか分からない。当時これを定価¥9,800で買ってしまった人はどんな気持ちだったんだろう。山地美貴の濡れ場は3回あったので、ミキちゃんのファンは必見なのかもしれない。
(2024年 10月 21日 7時 39分 追加)
はじめのクレジットに幸陽舎と表示される。ザーメン屋の店主役で椙山拳一郎が出ている。伊藤清美が恐らくOL役ながら短縮版ピンク映画の哀しみでアナル・ウォンカーワイの映画ばりに出演シーンは全てカットかあ。山地美貴とチンピラ役の男優が湖畔に浮かぶボートの上で夢を語らうシーンもええなあ。はじめのクレジットに幸陽舎と表示される。ザーメン屋の店主役で椙山拳一郎が出ている。伊藤清美が恐らくOL役ながら短縮版ピンク映画の哀しみでアナル・ウォンカーワイの映画ばりに出演シーンは全てカットかあ。山地美貴とチンピラ役の男優が湖畔に浮かぶボートの上で夢を語らうシーンもええなあ。
(2024年 10月 21日 11時 09分 追加)
山地美貴 あんたいいおっぱいしてんね。小さいけど(最も危険なゲーム)
(2024年 10月 21日 14時 16分 追加)
たこ八郎みたいな髪型