女刑事『弾(アモウ)』シリーズの第18話(単行本では3巻、女性格闘家連続誘拐事件編の第2話に当たります)。
全16ページ。
それぞれのページの下の端に、そのページを描いた日付とサインが入れてあります。
編集部に納品した原稿に、雑誌掲載のための写植などが貼られ、単行本化の後、編集部から返却されたときのままの状態です。
ただ20年近く昔のもので、一部に、はがれたり紛失したセリフなどある場合もあります。あしからずご了承ください。万一はがれた写植はスティックのりなどで付ければOKです(実際の編集作業でもそうしています)。
まだデジタル作画を本格導入する前の手描きアナログ時代のものですが、ページによっては、特殊な効果を狙うために、あえて生原稿ではなくコピーを使って仕上げてある箇所があります(1ページ目のアモウとか、2ページ目の下の女性のアップとか)。これは私(山本)が30歳前後からコピー機の縮小拡大機能を使い、時には裏にノリの付いた専用用紙に手描きの絵をコピーしたものを原稿用紙に貼ったりして、最終段階の仕上げをしていた技法で(『剣の国のアーニス』や『シンバッド』などでも使っていました)それを納品していたものです。納品原稿がないのでコピーで代用とかではなく、これが「完成原稿」ですので、どうぞ誤解なさらないでください。
その場合、コピー機を通す前の手描き原稿は、納品原稿にしないため、別途保管していて、すでに人手に渡っていたりしますので、今回の出品には含まれません。
今ではパソコンを使ったデジタル処理がいくらでもできるようになり、失われた古代文明のような無用の技術になりました(笑)。
ただ、それはあくまで一部のコマやページであり、基本的には手描きアナログのナマ原稿が大半です。
山本貴嗣本人による出品で、まちがいなく真作ですが、ヤフオクルールにのっとり「万一贋作であった場合は、返品返金に応じさせていただきます」と書いておきます;
先日資料庫で資料を探しておりましたときに、偶然アモウの原稿の束をいくつか掘り出しました。
3巻は、残りの原稿もありますので、今後も引き続き出品させていただく予定でおります。
どうぞよろしくお願いします。